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ルール3:関係のある概念はひとまとめに

論理的に関係のある概念はひとまとめにし、関連性の薄い概念で隔てないようにしましょう。

下の文章を見てみましょう。実験動物(rats)という言葉で、適用量情報に関する情報が隔てられいます。

"Pharmakokinetic parameters were measured after A1single oral administration of XP259 Bto rats A2at 10 mg/kg."

「10mg/kg、ラットにXP259を1回経口投与の後、薬物動態学的パラメータを計測した」

修正例:

"Pharmakokinetic parameters were measured after A1single oral administration of XP259 A2at 10 mg/kg Bto rats."

例1

"We reported a computerized dispensing system which reduces the time needed to prepare medicines for the first time in 1991."

「私たちは、薬剤調合時間を短縮するコンピューター調剤システムを、1991年に初めて発表した」

修正例:

"We first reported in 1991 a computerized dispensing system which reduces the time needed to prepare medicines."

例 2

次の例では、インフォームドコンセント(informedconsent)の部分が、血液採取過程に関する情報を隔てているため、誤って読めます。

"Blood was collected just before hemodialysis under informed consent using polypropelene syringes and a 1/10 volume of 3.8% sodium citrate as an anticoagulant."

「血液を、インフォームドコンセントの下で、ポリプロピレン注射器に抗凝血剤として3.8%クエン酸ナトリウムを1/10使用して、血液透析の直前に採取した」

「血液透析」がインフォームドコンセントの下に行われた、ということを意味したい文章なのに、「血液採取」がインフォームドコンセントの下に行われたかのように読めてしまいます。関連性のある部分をひとまとめにするために、「インフォームドコンセント」を文章の導入部分へ動かします。

"After informed consent was obtained, blood was collected just before hemodialysis using polypropelene syringes and a 1/10 volume of 3.8% sodium citrate as an anticoagulant."

「インフォームドコンセントを得た後、血液透析直前に、ポリプロピレン注射器に抗凝血剤として3.8%クエン酸ナトリウムを1/10使用して血液を採取した」

例 3

この例は、新しい血管内フィルターに関する論文から引用したものです。

"Migration was diagnosed when the filter moved in either direction by more than half the height of a lumbar vertebral body. This criterium was used because the filter was seen to move about half the height of the vertebral body with respiratory motion under fluoroscopic observation."

「フィルターが腰椎骨 体部の半分以上の高さまでいずれかの方向に動いていた場合に、移動があるものと診断された。この基準を選択した理由は、透視観察下で呼吸運動と共にフィルターの動きが、椎骨体部の半分の高さ程度まで動くことが観察されたことによる」

観察に基づく部分をひとまとめにします。

"Migration was diagnosed when the filter moved in either direction by more than half the height of a lumbar vertebral body. This criterium was used because under fluoroscopy the filter was seen to move about half the height of the vertebral body with respiratory motion."

「フィルターが腰椎骨体部の半分以上の高さまでいずれかの方向に動いていた場合に、移動があるものと診断された。この基準を選択した理由は、透視下に呼吸運動と共にみられたフィルターの動きが椎骨体部の半分の高さ程度までであったことによる」

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