Making comparisons

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(Japanese text)

英語の比較表現は2種類あり、通常は、その2種類のうちの適切な方を使います。2種類の中から適切な表現を選ぶ為には、あるものを類似したものと比較するのか、または、標準的なものもしくは全く異なるものと比較するのか、を考える必要があります。どちらの表現を使うかのルールは単純なのですが、多くの論文著者(英語ネイティブを含む)は混同しがちです。

X を類似したYと比較する場合は、’-er than’を使用します。

例文: ‘ X is faster than Y’ 

ウサイン・ボルト Usain Bolt、マイケル・ジョンソン Michael Johnson、くまのプーさん Winnie the Poohの走る速さを例に考えてみましょう。ボルトとジョンソンは2人ともとても速く走りますが、「ボルトの方が速い。」そう英語で表現する場合は、

Usain Bolt is faster than Michael Johnson.

となります。しかしながら

Usain Bolt is fast compared to Michael Johnson.

とは言いません。

なぜなら、ボルトとジョンソンの速さの違いはわずか=類似したものを比較しているからです。


Xを標準的なYと比較する場合、または比較対象のYの特性がXと全く異なる場合は、以下の様に ‘compared to’ を使用します。

X is fast compared to Y.

ボルトの例で言えば、

Usain Bolt is fast compared to Winnie the Pooh.

となります。


とは言うものの、内容次第ではどちらの表現も使用出来ます。たとえば、以下の2つの文は両方とも適切な表現です。

Usain Bolt is faster than most people.

Usain Bolt is fast compared to most people.

この2つの文の違いは、‘faster than’は「速さの違い」を強調しており、‘fast compared to’は「速さに違いがあること」を強調している点にあります。

当社で校正する論文の半分以上に不適切な英語の比較表現が含まれています。このブログ記事が皆さんのご参考になれば幸いです。