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“Experience” vs “Training”

June 28th, 2007, by Nicolas Bottari

査読は、科学論文の審査における重要なプロセスです。査読の目的は、論文の質を判定することにあります。しかし、この査読のプロセスに欠点があるのではないかと言う研究者もいます。なぜなら、査読者の質にばらつきがあると考えられるからです。それでは、優れた査読者というのはどういうものなのでしょうか?査読者の能力について、経験年数や批評的な評価の経験など、定量可能な変数に基づいて判定する方法はあるのでしょうか?

 先ごろCallahamとTercierは、これらの疑問点を検証する研究を行いました。

この研究は、査読者ならびに査読そのものに優劣があることは確かだが、査読の質を左右する因子として簡単に認識できるようなものはない、ということを示唆しています。著者らは、質の高い査読が行われるためには、学術誌が受け取った査読の質について定期的にモニターすることが必須である(一般的には実践されていませんが)、と提言しています。


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