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リジェクトのレター

2008年4月17日、執筆者:Guy Harris

先日、ある研究者から残念な連絡がありました。投稿した論文がリジェクトされてしまったというのです。以下は投稿雑誌の編集者のコメントです。

Thank you for submitting your manuscript to X Journal. The reviewers and I concur [同じ意見だった], however, that it is not suitable for publication and we enclose pertinent [主要な] comments for your records.

編集部には非常に多くの投稿があり、内容が優れていたとしても、「最高の優先度」でない限り、不採用になってしまいます。つまり、査読者が良い評価を与えた論文でも、すべて出版されるわけではないのが現状です。

コメントでは‘not suitable for publication’ と書かれていますが、これは‘cannot be accepted in its current form’ と同じ意味です。

重要な点は「最優先」とみなされなければならないことです。科学的に水準が高くとも、優先度が最高でなければ落とされてしまうのです。

査読者の1人は彼の論文を以下のように評価しました。

At the outset I congratulate the authors for having investigated the issue of X in a well-conducted prospective study.

しかし、2人目の査読者は次のようにコメントしています。

The authors should be commended [推奨する] for their interest in an important topic about X using the Y model.

著者は「今回の結果には非常にがっかりしました」と伝えてきました。

私は以下の励ましの手紙を出しました。 メッセージは彼宛ですが、論文が通らないことで常日頃落胆しがちな研究者の方たちにもぜひ読んでいただきたいと思います。

Dear Dr A,

I appreciate your discouragement. However, I would like you to be aware that we see many papers that are rejected for no discernable [明確な] reason. I think it is an unavoidable risk for any author, regardless of the quality of their research, and hope you will see it only as a minor interruption. It seems that the more papers an author publishes, the more likely it is that he will experience a paper which is rejected for no apparent or discernable reason.

So I hope this does not discourage you too much. As always, we are ready to support your next submission.

Sincerely,

DMC


明確な理由なしに論文がリジェクトされてしまうリスクは、研究者である以上、避けられません。ジャーナルはたくさんあります。あなたの論文に最も適したジャーナルを見つけるために、複数のジャーナルに投稿してみることから始めてみませんか。
 

Article written by Guy Harris