Google search operatorとPubMedで英文をより良いものに

カテゴリー: Language/Grammar, Paper Writing

英文をより良いものにする、あるいはある表現があなたの専門分野で普通に使われている表現かどうかを確かめるGoogle search operatorとPubMedを用いた方法をお奨めします。

我々が著者からの質問に答える際にGoogle search operatorをどのように利用しているかをお示ししましょう。

次の英文は著者が最初に書いたものです:

I/E ratio significantly decreased in the presence of ketoconazole

これを我々は次のように変更しました

I/E ratio was significantly decreased in the presence of ketoconazole.

それに対して著者から次のような質問があしました:「1点質問させてください。文を受動態(Passive)にされた理由を知りたいのですが,よろしいでしょうか?」

以下が我々の回答です:

Ratioという単語は、受動態、能動態のどちらにおきましても主語として使うことが可能です。

Google searchの.org ドメインで'ratio was decreased' を検索してみると:こちら

同様に 'ratio decreased' をGoogle searchの.org ドメインで検索してみると:こちら

以上の検索結果から、どちらの表現も正しいことがわかります。

今回は、あるものがratioを減少するように作用したことを表現したかったので受動態を用いるのが良いと判断しました。
ただし、能動態も間違いではありませんので、ご希望でしたら使ってもかまいません。


その回答対する著者からのお返事です:「ありがとうございます。クリアになりました。」

特に.org domains という Googleに特有な検索フィルター (検索ボックスに“site: .org”という記載を付加して検索する) を用いた点にご注意ください。
こうすることにより、検索範囲を(できれば)より高いレベルの(=より根拠のしっかりした)英語に限定することができます。

もう一つの例は、我々がアブストラクトに‘hence’ という単語を加えたことに対してなされた排尿障害分野の研究者からの質問です:

御社のために、指摘すると、
アブストラクトでHenceをいれるような
翻訳者は、私でなくても、通常の医師なら、
おかしいと感じます。
私は、来年に大切な論文があったので、
失礼ながら、御社の実力を 試す意味もあって、
今回小さな依頼をしたので、ダメージは少なかったのですが…

以下が我々の回答です:

また、'Hence'という単語をアブストラクトで使用する件についてですが、
PubMed上で'Hence'を含むアブストラクトは115,335 本に及びます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed?term=hence%5BTitle%2FAbstract%5D
こちらは、'hence'及び'dysuria'とともに'.org'を含むGoogle検索を用いた結果です。
352,000の結果が確認できます。

また、こちらは'therefore'及び'dysuria'とともに '.org'を含むGoogle検索を用いた結果です。

413,000の結果が確認できました。

上記の結果より、弊社ではabstractでHenceを使用することは問題ないと考えております。
ご理解賜ります様宜しくお願い致します。

このように、我々はGoogle とPubMedを医科学分野で使用可能な標準英語であることを確認するために利用します。あなたが英語を書くときにも使用を検討すべきすばらしいツールです。さらに便利に検索するためにGoogleは使用方法についてオフィシャルな記事を提供しています。こちらをお読みください。

https://support.google.com/websearch/answer/136861?hl=ja

操作方法を全部覚えられないのでしたらGoogle’s Advanced Search formをお使いください。

http://www.google.com/advanced_search

このformを使えば検索分野を絞り込むことができます。Search operatorは迅速に検索できる素晴らしいツールですが、研究分野での検索にはGoogle Advanced Searchをお使いになるのが良いでしょう。