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3D Brain

2017年12月5日、執筆者:Heidi Tran

3D Brainは、ヒト脳の対話型三次元モデルであり、公開情報リソースBrainFacts.orgの一部としてKavli FoundationとGatsby Charitable FoundationおよびNeuroscience Societyにより開発されました。高解像度の使い易い対話型プラットフォームで脳の肉眼解剖学および機能の基礎を学習することが出来ます。

「手」の形をしたマウスをドラッグすることによってユーザーは3次元空間内で脳を自由な方向に回転させることができます。 学びたい構造に「手」をホバリングすると、その構造が強調表示されてラベル付けされます。 特定の構造についてもっと詳しく学びたい場合には、それをクリックすれば簡単なファクトシートを表示することができます。 脳モデルの下方にあるスライダーを使ってその部分だけを周りより空間的に取り出したり戻したりすることもできます。 取り出した構造を回転することも可能で、3次元的に観察する事ができます。 ユーザーは、脳や興味のある構造をズームインしたりズームアウトしたりできます。特定の構造を検索するにはドロップダウンリストから目的の構造名を選ぶか、あるいは検索バーに構造名を入力します。 ユーザーは脳やラベル、ファクトのスナップショットを入手することができますが、そのアイテムを仕事に利用する場合には製作者から使用許可を得る必要があります。

脳の外観だけでなく、外からは見えない内部構造の位置や形、機能について、実際に脳を手に取って見る以上に判り易く説明されており、このモデルの優れた特徴の一つと言えます。 3D Brainは、私がまだシドニー大学(2006-2008)の理学部の学部学生で、脳構造、特に12の脳神経名、位置、機能を学ぼうとしていた時にあれば非常に役に立ったことでしょう。実際には脳の標本や教科書、プラスチックモデルを頼りに学習したのですが。同大学のNeuroscienceの博士課程大学院生(2010-2014)の時にも3D Brainは研究面や新入研究学生の指導、学部研究クラスの指導において素晴らしいブレーンストーミングや教育リソースとして役立ったことでしょう。ヒト脳の全体的な構造や機能を学びたい人に、優れたリソースとして3D Brainを利用することお勧めします。

Website: http://www.brainfacts.org/3D-Brain#intro=true

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